心理的拘泥現象
間違っていても引き返せない心理。
決定事項から思うような結果が得られない状況が続き、このままでは損失が膨らんで行くかもしれない時に、「決定から行動までに費やした労力、資金を無駄にしたくない」と思う気持ちと「間違いを認めたくない」という気持ちが現れる。
チームの方向性が決まり、意思決定を進めていくと「集団的浅慮」が進んでしまう。また、リーダーや上司の賛同が強ければ、忖度もしてしまう。
これらが「心理的拘泥現象」です。
これを防ぐためには、客観的な目線が必要です。それは「悪魔の代弁者」です。
メンバーの中に、あえて反対意見を述べていく人物を入れる。この反対意見を持つ者が「悪魔の代弁者」になります。悪魔という言葉を使っていますが、いろんな視点やきっかけを生んでくれます。同調圧力を弱め、俯瞰する事にも繋がります。また、他の人も遠慮する事無く意見が出やすくなり、より慎重なディスカッションになります。
誤った集団決定にならない方法の一つです。

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