承認と誉め言葉
承認は相手の行動、存在について自分の気持ちを伝える I message である。褒める時も「すごいと思った」など、自分の気持ちを伝えるようにする。
「やれば出来たじゃないか」などの You message だと相手の事を自分が評価したことになり、上から操作的である。また、褒めすぎてしまうと相手も不信を感じてくる様になり、頑張ってもらうために褒める事を餌にしているだけで、指示や命令の延長でしかない。
結果に着目するのではなく、その結果になった過程や努力を見てあげる。それらを共有しサポート、アドバイスをする。そのまま I message で伝えることで相手は「自分を見てくれている」と感じる。つまり「承認されている」と自覚できる事に繋がる。
日常の些細な事でも構わない、「今日のネクタイ、センスいいね」などで構わない。褒める言葉でなくても「指の絆創膏、どうしたの?」と相手を見ている事を伝える。自分の気持ちを伝えることで、相手の承認欲求を満たしていく。
I message で肯定的に承認する事で相手は勇気づけられる。相手の可能性を引き出し、自らの思考で行動するきっかけになる。

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