名選手、名コーチにあらず
名選手と言われる人が名コーチになれない一つの理由として、自分のやり方を後継者に受け継いでもらう事を望んでしまう。
仕事でも上司は自分の成功体験を持って、部下にやり方を強要する。そして過去と比較「昔は○○だった」とか「俺が若いころは」などを言われると、相手はモチベーションが下がります。
今は個人の能力を引き出してあげる事が上司の課題であり、個々の能力を繋ぎ合わし生産性を高めていく事を求められます。
出来るだけ個別対応で相手の強みを見つけ出す。あいての目的を明確にする。
正しく問題を解くことを求めるのではなく、自分の考えを表現してもらう。しかし「何がしたい?」と聞いてもなかなか出てこない。
逆に「何がイヤ?」「何がしたくない?」などの相手が受け入れたくない事実を話してもらう。
相手は話している内に感情やエネルギーが高まってきます。その高まった感情やエネルギーを持ったまま「どうすればいい?」「何が必要?」と探っていくと意外に相手は打ち明けてくれることがある。
相手の話を聞いてあげる事と、相手と一緒に考える事が重要である。これが相手に寄り添うことにつながる。

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