62　怒りを表出しにしない

怒りを表出しにしない。

怒りを抑えるためにアンガーマネジメントを学ぶ方が増えています。怒りというものは攻撃性が高く表に出やすい。「○○であるはず」「○○すべき」という信念や思い込みがあり、それが叶わないと怒りが生まれる。怒りとは二次的な感情である。また自分に甘えがある事を忘れ、相手を攻撃してしまう。

一般に出回っている代表的な対策としては、６秒待つ。「大丈夫」「大したことじゃない」と口に出したりする事が効果的となっています。

怒りのエネルギーは時として強すぎる。不当な行為をした人や自分たちの権利を侵される事に対して意識が集中してしまうと物であったり、人との繋がりを破壊してしまう恐れがある。また、他者に対して怒りを感じると復讐心が湧く。負の連鎖が始まってしまう。

目線を変え、自分の事もひとまず置いておき、不公平を受けた被害者に目を向ける。被害者の尊厳を守るにはどうすべきか？

被害者のために怒りを感じると正義が生まれる。怒りのエネルギーを正義のためのエネルギーに変える。怒りを表出しにせず、改善のアイデアや良いシステムを考え出す動機になる。