97 アンガーマネジメント⑦

アンガーマネジメント

アンガーマネジメント⑦

自分の「べき」を分析してみる事で許容範囲を広げる。

自分の持つ「べき」と他人の持つ「べき」は違う物である。お互いの「べき」の折り合いが付かなくなり怒りの感情が顔を出してくる。

例えば、相手が待ち合わせに遅れてきた。この時自分の中の「べき」に「遅刻するべきではない」「連絡するべき」とあれば、この「べき」が引き金となり怒りの感情が出て来る。しかしここで自分の感情を否定するのではなく、どう考えれば許せるか相手の行動の背景を探ってみる。「渋滞していたのか」「運転中で連絡できなかったのか」の推測を許容範囲を広げるための意味付けにして「10分ぐらいならいいか」と容認していく。

ここでもう一つ、相手が状況を変える事ができるか?できないか?に分ける。「渋滞」であれば相手が変えられない状況であるため、受け入れてあげる事が必要です。しかし「連絡を入れる」は相手が変える事が出来るかもしれない事です。これは自分の「べき」を否定するのではなく「遅刻は仕方がない」と容認した上で相手にリクエストとして「急がなくていいから連絡してね」と伝える。

見えているのは表面だけで行動には背景や事情があります。何か理由があるのです。そこに寄り添ってあげる事が自分の一次感情の器を大きくしてくれます。

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